職歴なしのガチニートが死ぬ勢いで半年間ツクールで遊んでみました

はいどーもクリスマスが近いですね。
ニートですこんばんは。
アドベントカレンダー(https://adventar.org/calendars/2288)なるものに参加したので、今回(12月12日)は「25歳職歴なしのガチニートがRPGツクールMVを20日間触ってみた感想と紹介」を踏襲した自分語りもとい成長録を書いていこうと思います。

ちなみに僕はゲーム全体を作ることよりもUI制作の方が好きだったらしく、こんな感じのものを作って満足しています。


死ぬ勢いでRPGツクールで遊んだ半年間

タイトルが「この一年」ではなくて「半年間」なのは、僕がツクールを始めたのが今年の4月くらいだからですね。
ぶっちゃけこの記事を書いてるのが11月前半なので、まあ半年くらいでいいかなと。

というわけで、本日はその半年間の記録をつらつらと書いていこうと思います。
技術的に面白い話題は一切ないので、ツクールのテクニック紹介を期待している方は別の日のアドベントカレンダーに期待しましょう!

プロローグ~ガチニートってなんやねん~

注*このプロローグはツクールに全く関係ないので、興味のない人は飛ばしてもらって問題ないです。

アドベントカレンダーにはみなさん地に足の着いた素晴らしい記事を投稿していますね。
ニートなんてきっと一人もいないでしょう(たぶんきっとおそらくPerhaps)。
ぶっちゃけ僕もアドベントカレンダーとか参加する気なかったんですが(だってニートが参加したら興ざめじゃん?)、主催者のネコッパチ野郎も僕のご同類ということで参加した次第でございます(あっ、いつもリスペクトしてます)。

さてこのツミオ君、生粋のニートでございまして、ガチのマジで職歴がありません。
真っ白です。
職歴が真っ白なら親の顔も真っ白です。
そんな僕も人並みには色々とやってきたわけなのですが、こいつがどうもよろしくない。
よろしくないと言うのは、とどのつまり金にならんというわけでして。
あとついでに言えば僕は体がポンコツなので、毎日コンスタントに何時間も外出するのは厳しいという具合。
いやあ、これはオッツミ野郎ですね!

「ああ、こりゃもう自殺するしかねえな」
「だがなぜ僕が死なねばならん? 僕は死にたくない。死ぬしかないというだけで死にたくないのだ」
「死ぬべきは僕ではなく、僕をこんな目に合わせた世間のボンクラ共だ! 憎い奴らをぶち殺せ!」
と教養小説も真っ青の盛り上がりを一人で見せ、「でもやっぱ死ぬしかねえよなあ」という堂々巡りの結論に至って就寝するのが僕の日課でした。

ゲーム作りの始まり

さて死ぬのは決まったが、死ぬ前に何か遺したいと渇望するのが人間の性です。
僕もごたぶんに漏れず「なんかしてえなあ」と考えていました。
その「なんか」を何にするのかはこれから死ぬ人間にとって非常に重要です。
日課のエロサイト巡回に興じていた僕は、有象無象の自殺志願者よろしく「ほーん、僕も死ぬ前にエロゲーでも作ってみっかあ? ガハハ!」とスペルマをぶちまけました。
「エローゲ作ってみっか」というのは単なる思い付きだったのですが、そのエロサイト先生、『RPGツクールMV』というツールを紹介していました。
僕も『RPGツクール』の名前は聞いたことがあります。
簡単にRPGが作れるツールとして有名ですからね。

興味本位でRPGツクールMVの公式サイトを開いてみると、豊富な素材が付属していることが判明しました。
絵も描けない、音楽もできない僕には天啓のように思えました。
「よっしゃ! どうせ死ぬなら、死ぬ前にゲームでも作ってみっか!」
これが当ブログの始まりです。

ゲーム作り初心者

完全にノリで始めたゲーム制作ですから、僕はぶっちゃけゲーム作りのスキルなんて何も持ち合わせていません。
役に立ちそうなスキルを強いて挙げるなら、学生の時分に趣味で小説を書いていたことくらいでしょうか。
一般文芸の枠で最終候補に選ばれたこともあります(ニートのちょっとした自慢ですねえ! その当時は某編集長さんに持ち上げられていましたが、結局のところ僕は小説を書くのを止めました)。
しかしストーリーをRPGに落とし込むのは小説を書くスキルとはあまり関係がない上に、僕が作ろうとしているのはゲームであって小説ではありません。

これは困りました。
困りましたが、とりあえず体験版を落としたし、何か作らにゃ損だということで、最初の数日は基本的な操作を覚えることに時間を費やしました。
その後、他の人の作ったプラグインを駆使し、綺麗な戦闘画面を作ることに注力しました。

ツクールMVを使ったことのある方ならご存知の通り、このプラグインというやつが曲者でして、主要なプラグインの半分は外国産と言っても過言ではないでしょう。
かなり苦労しましたが、僕は学生時代に培った英語、悪く言えばさび付いた英語を駆使し、使いたいプラグインの説明を訳読しました。
まあたまに英語ですらないプラグインもあったので、そっちはグーグル翻訳くんにがんばってもらいましたが。
実際、当ブログの初期は使ってみたプラグインの解説記事をよく上げていました。
最初の一ヶ月あたりのことは以下の記事が詳しいですかね。
http://ntgame.wpblog.jp/2017/04/13/post-289/

プラグインの自作に手を出す

体験版の試用期間中、僕はプラグインの改造をしていました。
そのとき、プラグインを公開する代わりにお金を得ている人がいることも知りました。
「これで生活できるんじゃねぇ?」と思った僕は、さっそくプログラミングの勉強を始めました。

もともと小学生レベルのプログラミングスキル(変数やif文for文くらいは理解しているし、クラスやオブジェクト指向などの言葉も知っている)はありましたが、JavaScriptのコードはほとんど読めません。
大昔にちょこっと触った言語はC#1.1(2.0かも)とManagedDirectXでしたから、十年以上経った今やぶっちゃけド素人の初心者です。
これはあとになってわかったことですが、当時は配列の意味や使い方もよくわかっていなかったようです(自分では普通に使えていると思い込んでいましたがw)。

そんな無知蒙昧のアンポンタンですから、学習初期は『JavaScript本格入門』を読みつつ試行錯誤を繰り返しました。
また、公式フォーラムやツクマテさんを利用し、何度か質問もしました。

おかげで今はそこそこプログラミングができるようになりまして、自作プラグインも結構な数を公開しています(下記URLを参照してください)。

制作物一覧
制作したものの一覧です。 GitHubでもプラグインを公開していますが、全てのプラグインを登録しているわけではないです(今後はGitHub中心になる予定)。 未公開のプラグインやプログラムの紹介記事も別に上げてます。 ゲーム ど...
未公開のものも含めれば45品くらいでしょうか。
ついでにゲームも作りましたが(ルカちゃんはじめてのお使い)、このゲームを作っていた頃はまだまだプログラミングの作法を理解していなかったため、動作が異様に重くなってしまっていますw

ツクールMVはプログラミングの勉強に最適

もう少し詳しく僕のプログラミング学習法を紹介してみます。
基本的な文法を身につけるのは大前提として(『JavaScript本格入門』がよかったです)、あとは実践あるのみです。
ツクールをいじるなら、まずはツクールMVのコアスクリプトを解読できなければ話にならんというわけで、コアスクリプトを理解することにかなりの時間を割きました。
これと並行し、自作プラグインも制作しました。
僕が当ブログでもちょこちょこ提唱している「理論と実践」ですね。
実際、コアスクリプトのコードを追いつつ自分のプログラムも作るというのは、プログラミング初心者にとっては最適な学習となっていたようで、かなりのハイペースでプログラミングの基礎技術を身につけられたのではないかなと自負しています。

まあJavaScriptに途中で飽きてC#に浮気したり(それでも結局作ったのはツクール用の補助ソフトでしたがw)、Unityで遊んでいたりしていますが、何だかんだで僕の基礎はツクールMVのコアスクリプトです。
命名規則やコードの細分化もほぼツクールMVに準拠して考えるようになっています。
コアスクリプトを読むことによって「ゲームはどのように作ればいいのか」もぼんやりと理解できるようになりました(SceneManagerとか目から鱗でした)。
これは色んなところで応用が利きそうだなあと思っています。

読んだ本の紹介

僕はプラグインを制作するという実践をこなしつつ、書籍で理論を学びました。
これは先ほど書いた通りですね。
で、『JavaScript本格入門』以外に具体的に何を読んだのかは以下のリンク先にほぼ全て載せています。

読んだ本のメモ
読んだ本のメモを書き連ねるだけの備忘録です。 JavaScript本格入門 JavaScirptを学べばツクールがもっと楽しくなると思ったので、なけなしのお金で購入した思い出の品。 すでに三回は読んでいますし、また読みたいですね。...
特によかったのは

『JavaScript本格入門』
『Javaのオブジェクト指向がゼッタイにわかる本!』
『リーダブルコード』
『オブジェクト指向でなぜ作るのか』
『実戦で役立つ C#プログラミングのイディオム/定石&パターン』
『開眼! JavaScript』

でしょうか。

プログラミングに限りませんが、よほどの才能があるか天才でもない限り、書籍の内容というのは一度読んだだけで身につくものではないですから、ごたぶんに漏れず僕も複数回読んでいるものがほとんどです。
一回しか読んでいないものは「二回も読む価値はない」あるいは「現状のレベルでは二回目を読んでも大した効果は得られない」と判断したものだけですね。

また、ご覧の通り、JavaScriptだけではなくC#の学習も並行しておこなっています。
Unity(使用する言語のデファクトスタンダードはC#)に興味があったため「僕の知ってるC#は古いし、Unityやるならとりあえず最新の言語仕様くらいは知っておかないとなあ」という薄ぼんやりとした考えのもと書籍を購入していました。
これは正解だったようで、現在とてもスムーズにUnityの勉強を進められています。
また、C#を学習することによってJavaScriptについての知見も深められたかなあと思っています。

海外フォーラムにも顔を出してみた

「時代はグローバルぜよ!」というわけで、ある程度自由にプラグインが作れるようになったころ、ツクールの海外フォーラムにも顔を出してみました。
表向きは「ほら、日本の公式フォーラムは活気がないから……。海外フォーラムに行かないと誰もプラグイン利用してくれないから……」という涙ぐましい理由を挙げていましたが、実際のところは「海外フォーラムで活動してるプログラマってかっこよくね?」という、そこはかとなく邪な下心が見え隠れする理由での参加です。
とりあえず一日ROMったあと、適当にRMMVの質問板で回答をしてみました。
また、頃合を計ってプラグインも公開してみました(全然ダウンロードされませんでしたけどね!)。

しかし現在は海外フォーラムは全く見ていません。
スラングがきつく、辞書を使わなければ理解できない単語が多すぎるんですよね。
ぶっちゃけると、相手の書いてる意図を読み取ろうとするだけで時間がかかって非常なストレスです。
早合点して回答し、見当違いのことを書いてしまったこともあります(いや恥ずかしい)。
ちゅーわけで、英語力がもう少し上がるまでは参加を見送ることにしました。

注*英語の勉強は全くしていないので、向上する見込みは今のところゼロですw

GitHubに登録

プログラマはGitHubを利用していることが多いようです。
僕も現在はGitHubを活用していますが、使う前は「日本語に対応してないしぃ、Gitってなんやらよくわからんしぃ」と二の足を踏んでいました。
が、実際に試してみるとそれほど難しい設定は必要ありませんでしたし、細々とした機能の一つ一つがプログラマにとって大変に便利です。
Gitを含め、現在では手放せないレベルで愛用していますw

とは言えGitの仕組み自体が簡単かと言うとそうでもないと思いますので、Git自体がよくわからんという方はGitHubへ登録する前に『わかばちゃんと学ぶGit使い方入門』を一読するとよいのではないでしょうか。
GitHubの詳しい使い方を知りたいなら『GitHub実践入門』もありでしょうが、こちらは別に必読というほどではないかなーと思いました。

「本買うなんてお金がもったいないよー」という方は、弓猫さんが書いている以下の記事を読むとよいかもしれません。
https://lucky-duet.com/archives/2370
画像と具体例が豊富ですし、例も全てツクールMVのプロジェクトなので「Gitなんぞそれ?」という方にもわかりやすいかなと思います。
ツクラーのみなさんも、GitHubはともかくGitを積極的に利用してみてはいかがでしょーか。

現在とこれから

僕は現在、依頼のあったプラグインを(有償で)制作しつつ、自分用の勉強をしています。
具体的にはJavaScriptとUnity(C#)です。
特に今はUnityに興味があるので、こちらを中心に勉強しています。
他にはSwiftにも興味があります(新しいものが好きなんですよねえ、僕)。余裕が出たらMacを買ってSwiftもいじってみたいですね。
JavaScriptを使用したRPGツクールMV以外の技術も勉強したいなあと思っていますが、こちらは何からすればいいのかわからず止まっていますw

死ぬのかどうか

タイトルにもある通り、当ブログは「死ぬ前にゲームを作ってみよう」というのがそもそもの発端です。
「で、お前死ぬんか?」という下衆なことにばかり興味津々のクソ野郎共もいらっしゃるかなと思いますが、半年間いろいろと勉強してみて、やっぱり「まだ死にたくねえなあ」という気持ちになっています
プログラミングを始めたことで、知りたいこと、勉強したいことが次々に出てきちゃったんですねえ。
が、現実的な問題として、半年間全力で勉強しても金銭的な状況はあまり改善されていません(多少仕事がくるようにはなりましたが……)。

具体的に言えば、半年間で10万にちょっと届かないくらいの儲けを得ました。
自分で稼いだのは(ほぼ)これが初です。
職歴なしのニートが誰の力も借りずに稼いだ額としてはそこそこの収入だと思っています(ちゅーか僕の区分けって、ニートではなくフリーランスのプログラマ?)。
ついでに言うと今年はプログラミングを始めたばかりなので、実際に有償で依頼を引き受けた期間は3ヶ月間くらいです。
まだまだ様子見段階なので何かを決めるには早計でしょうが、来年はもう少し稼げたらいいなあと思っています。

あ、無理なら死にますさようなら。
(あっ、嘘です死にません。通報しないでください)

最後に

ちゅーわけで、パトロンになってくれる方を募集しています。
お仕事ください!

制作物一覧はこちら!
http://ntgame.wpblog.jp/page-139/

おまけのUnityでの制作物紹介

ツクールと全く関係ないですが、Unityで現在制作中のものを紹介しておきます。
ツクールMV向けプラグインのTsumioFireCalendarをベースにして制作したTsumioFireCalendar(Unity版)のGitHubリポジトリが以下のURLになります。
https://github.com/Tsumio/unity-tsumio-fire-calendar

ツクールMVでは色々と面倒な処理を自前でしなければなりませんでしたが、Unityではデフォの機能が豊富なので、C#およびUnity初心者の僕でもそこそこのものが簡単に作れちゃいます
実際、このUnity向けのカレンダーはツクールMV向けのものよりも高性能です。
まだプログラム本体を公開していませんが(何アップロードすりゃいいのかわからず僕のやる気が停滞中)、カレンダー自体とwikiやreadmeは完成していますので、近いうちにリリースします。

動画もペタリ。

ほなまたね。

フォローする

『職歴なしのガチニートが死ぬ勢いで半年間ツクールで遊んでみました』へのコメント

  1. 名前:あるふぁ 投稿日:2017/12/22(金) 20:59:32 ID:5b72ac99e

    ニート兄貴ふつうに優秀だしやる気もあるし、もっと自信もっていいよ。
    死ぬ死ぬ言う場所は、僕は別にあってもいいと思うけど
    やっぱ見て気持ちのいいものではないし、
    それって結局本人にとって損だから、すごい勿体ないと思うよ!

    僕もたいがい職歴真っ白ニートで作風として自虐ネタに事欠かないので
    稼いでもないし払いもしないお前が言うなって感じは全開なんですが、
    僕には到底真似出来そうにないペースと質でプラグイン量産しているニート兄貴を
    クリエイターとして尊敬しております。
    ここの記事にはいつもお世話になってます。

    来年もよろしくお願いします!
    Unityの記事も期待してます

    • 名前:ツミオ 投稿日:2017/12/23(土) 10:33:24 ID:38bb3a9c9

      こんにちは、ニート兄貴です!
      あるふぁさん、コメントありがとうございます。

      おっしゃる通りでグウの音も出ません。
      僕のプラグイン利用者も増えてきたので、死ぬ死ぬ言う用の別垢でも作りましょうかね……。

      ここ一ヶ月ほどはUnityばかりでプラグイン制作をほとんどしていませんが、また何か案をひらめいたら作りたいと思います。
      こちらこそ、来年もよろしくお願いします!